恒星間天体 3I/ATLASの移動

7月26日21時07分26秒から53分00秒まで4分間隔の12コマを動画にしてみました。地球から2.9AUも離れているのにこの動きの速さは、やはり尋常ではないです。e=6という常識外れな双曲線軌道ということを感じられます。光度は17等です。

5 thoughts on “恒星間天体 3I/ATLASの移動

  1. 地球から約3天文単位も離れていて、1時間弱でこれだけ移動している天体は尋常じゃないですね。
    それを撮影された comet-shop さんにも脱帽します。
    3I/ATLASは、やはり天体ではなく未知の生物の大型宇宙船だと私は思っています。ww
    数学の時間は睡眠時間と決めていた私は、双曲線軌道が e=6 と言われてもピンときません。
    直線に近い軌道で太陽系を横切っていると解釈してもいいのでしょうか?
    これならほぼ遠泳に太陽系に戻ってくることはないでしょうね。

    1. はい、ほぼ直線に近い軌道になりますね。どこか他の恒星系からやって来て、他の恒星系に向かって行くことになります。
      太陽系を観測しに来たのかも知れませんね。(決して地球ではなく←接近しないのでその場合火星でしょう)
      ただハップルで撮影された画像を見ると、明らかな彗星です(笑)
      早くも論文が出ていて、それによると太陽系よりも古い年齢の可能性もあるとか。

  2. 7月下旬は自宅からでも天の川が見える(存在が分かる)ほどの快晴続きでしたから、3I/ATLASの撮影に挑戦しましたが、
    まったく歯が立ちませんでした。
    17等級といえば、よく晴れた夜にギリギリ写るわが家での極限等級です。
    とにかく暗いので、露出時間を長くしないといけないとの思いが勝り、露出180秒とし、その間の移動を意識しなかったことが敗因かもと、
    comet-shopさんの動画を見て思い当たりました。
    常設機材(1800mmF10)で180秒も恒星時追尾すれば、3I/ATLASは線状になり、一点にとどめておくことができません。
    その結果、極限等級といえるかすかな光を蓄積できず、痕跡を残せなかったのではないかと。
    これからもう少し明るくなるようなので、露出を短くするとか撮影鏡を焦点距離の短いものに交換するなどして挑戦してみようと思います。

  3. 7月26日の3I/ATLASは移動が1.6”/分でした。私の機材は3×3ビニングで1ピクセルが1.94”なので、計算上点像に写るのは70秒くらいです。(実際は1.5倍は大丈夫ですけど)で、60秒露出しました。普通1.6”は、ある程度地球に接近した彗星の移動速度で、この距離でこの速度は明らかに常識外れです。
    位置測定する関係で、私はいつも彗星のその日の移動速度から、点像になるのは何秒までかをエクセルで確認し露出を決めています。
    offlineさん、今は16等です。ほぼ恒星状なのでいけると思うのですが。だんだん南西に低くなるのでこの満月明けからが、近日点前の最後の好条件です。

  4. comet-shopさん、コメントありがとうございます。
    16等ならなんとか守備範囲ですので、頑張ってみます。
    それにしても、観測画像となると、露出時間ひとつにも配慮が必要なんですね。
    私も自分の撮影機材で1ピクセルが何秒角になるかぐらいは把握しておかなければと思いました。

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