★3月29日に続いて再度阿武町の海岸まで遠征しました。前回は黄砂飛来という不利な条件でしたから、黄砂が通過したらもっと鮮明に撮れるかと期待していたのですが、現地に着いてみると低空に雲があって水平線が霞み、透明度は前回より悪そうでした。その上、彗星のすぐ下あたりの海上に一隻の漁船がやってきて集魚灯を煌々と照らしはじめました。なかなか想定どおりに運ばないものですね。それにしても人工衛星の多いこと。撮影画像をチェックしてみると、1コマ当たり最多で6本、最少でも1本の人工衛星の光跡が写り込んでおり、光跡が一つもないコマはゼロでした。平均すると1コマ当たり3.16本。わずか北斗七星の升ほどの範囲を60秒露出する間にこれだけの数が飛び込んでくるのですから、全部でどれだけの数が飛んでいるのやら。迷惑な奴ですが、恩恵も受けているので、ここはσクリッピングで光跡を目立たなくすることで我慢するとしましょう。